思い出の写真はデータに

親の遺品「思い出の写真」はデータに

親の遺品「思い出の写真」はデータに

両親が亡くなり、思い出の品、仏壇やお墓、不用になった本や洋服、誰も住まなくなった家…
それらをどう処分するか、残された子供たちは親の遺品整理に頭を悩ませている。

私達も過去にこのような例がありました。
「母が住んでいたアパートの遺品整理をしてほしい」

依頼者は兵庫在住の女性広島県内のアパートに住んでいた母親が亡くなり、賃料が発生するため、長期間放っておくことはできず、早急にアパートを引き払うために遺品整理を依頼されました。
遺品整理を初めてすぐ、押し入れや物置に大量の写真が保管されていました。

既に亡くなっていた父親の写真からまだ赤ん坊だった頃の依頼者が祖父母に抱かれたの写真、見たことのない人が写っている写真と様々、依頼者が親戚の方へ連絡し、写真を見てもらうと曽祖父や曾祖母など貴重な写真であったことがわかりました。

親戚の方は母親や曽祖父、曾祖母が写った写真を譲ってほしいと頼むと提案しました。
しかし、依頼者は母親が写っている写真を手放す気になれない、『どれも父と母の思い出がいっぱい詰まっているので手放す気になれない』との一点張り。
最終的に、父親と母親以外の写真を譲ることで一件落着しました。

母の思い出が詰まった遺品、大事にとっておきたい気持ちはわかります。
若かりし頃の両親の写真、小さな頃から両親が撮ってくれた写真アルバム、幼い頃に家族で旅行した写真、成人式の晴れ姿など…なかなか捨てる決心がつきません。

目で見れるからこそ、写真が“思い出の”代表格”でもあります。

そんな時は、写真をスキャンしてHDDやSDカードなどの記録媒体にデータとして保存しておく方法があります。
コンピュータには詳しくないとった方でも、写真店やインターネットサービスにお願いするのも1つです、どうしても写真のままで残しておきたい場合は大事な写真だけを選んで残りをデータ化するのがオススメ。

何百枚、何千枚の写真や何十冊ものアルバムをお持ちでも、ほとんどの方が見ていません。
これらはテーマを決めて整理し、本当にいい写真、残したい写真だけを2、3冊にまとめてください。

そうするだけで大量にあった写真が綺麗に整理できます。